こんにちは。
株式会社カシカの石動と申します。主に開発を担当しています。
カタチスペースは先日【ver.1.6.5】をリリースしました。
今回は、【ver.1.6.5】について、開発の経緯も交えてご紹介していきたいと思います。
目次
【ver.1.6.5】を新たにリリース!
カタチスペースアプリではカタチ(3Dモデル)撮影、カタチ編集、カタチスペースへの保存(アップロード)、SNS等へのカタチ共有までを一貫して行うことができます。
さらに今回のアップデート【ver.1.6.5】から他のスキャンアプリで撮影したスキャンデータをカタチスペースに保存して共有できるようになりました。
新機能開発の経緯
何故他のスキャンアプリで撮影したスキャンデータをカタチスペースに保存できるようにしたのでしょうか。
カタチスペースアプリには、写真感覚でパシャパシャ撮影してカタチを作成できるカタチ撮影機能がついています。
他のスキャンアプリと比較して、簡単でわかりやすく、そしてテクスチャが高解像度でクオリティが高いというアドバンテージがあると考えていました。
しかし、世の中には様々なスキャンアプリがあり、カタチスペースアプリはその中に埋もれていました。
昔のカタチスペースアプリは片面しか撮影できないという弱点があったからです。
リリース当初のカタチスペースアプリで撮影したクマ。よく撮れていますが、片面のみしか撮れませんでした。
大型撮影モードで複数枚撮影ができるようになりましたが、それでも他のスキャンアプリよりも常に優れているというわけではありません。
しかし、これから他のスキャンアプリと同様のスキャン機能を追加してもただの後追いになってしまいます。
我々は、本来やりたいことは完璧なスキャンアプリを提供することではないという結論に至りました。
我々のゴールは誰でも簡単にカタチを作成し共有できる世界をつくることです。
そこで他のスキャンアプリと連携してもいいのではないかという結論に達しました。
カタチスペースで、様々なスキャンアプリと連携できるようにすることで、【誰でもカタチを作成し共有できる世界をつくる】というゴールに大きく近づくと考え、今回のバージョンアップへと至りました。
新機能、何ができるのか
さっそく例をお見せしましょう。是非スマホで「置いてみる」ボタンをタップして自分の目の前にカタチを置いてみて下さいね。
これは社長の奥がLiDARスキャンアプリである3d Scanner appで撮ったソファを3Dスキャンしたものです。
広範囲に渡ってカタチが綺麗に撮れていますね。ソファの重量感が伝わってきます。LiDARを使うと撮影時間や処理時間が短くて済むのも嬉しいポイントです。
お次にフォトグラメトリアプリであるTrnioで撮ったハチ公像を3Dスキャンしたものです。
屋外でも綺麗なカタチを撮影できるのはフォトグラメトリの強みですね。
様々なスキャンアプリと連携することで、カタチスペースアプリだけでは撮影が難しかった対象物もカタチにしてカタチスペースに保存できるようになりました。
スキャンアプリで撮影したデータをカタチスペースに保存すると、先ほどお試し頂いた通り、カタチスペース内の機能であるAR表示や各種SNSでの共有などがご利用頂けます。
手持ちのデータを活かしたり、誰かに共有するのが簡単に出来るというのは、既に持っているスキャンアプリの利用範囲も広がりますね!
まとめ
今回は、新機能リリースに至るまでの経緯やどんなことが出来るのかについてまとめました。
次回のブログでは、実際に他のスキャンアプリで撮影したカタチをカタチスペースに保存する手順を詳しくご紹介します!
一足早く新機能を試したい方はこちらからインストール可能です。
次回のブログも、是非ご覧ください!